映画 『のぼうの城』
2012年 11月 16日
先日、超久々に映画館へ行って映画を観てきました。(*^。^*)
新書の執筆で時間に追われていた日々を乗り越え、大好きなコーヒーを飲みながらゆったりした気分で、大画面に繰り広げられるストーリーに没頭できるのは、私服のと、じゃない、至福のときです。
で、観た映画は『のぼうの城』。
歴史好きとはいえ、日本史よりも世界史の好きな私は、実はそんなに興味なかったのですが、TBSの『世界ふしぎ発見!』を観て、すっかり観たくなってしまいました。舞台が埼玉というのもありました(わたくし、埼玉出身)。
映画と史実はちょっと違うようですが、見どころは何といってもやっぱり主人公成田長親を演じた野村萬斎さんの演技ですね。際立っています。「あぁ、この人はすごいわ」と思いました。自然でいて、目いっぱい魅せる演技。あれ以上やると、きっとオーバーに見えてしまうんじゃないかな。
「でくのぼう」の「でく」を取って、「のぼう」。「のぼう様」と領民から親しまれていた武将成田長親。石田三成率いる2万人の軍勢に、長親の軍はわずか500人にも関わらず、最後まで屈することなかった歴史的対戦が物語の中心です。
勝利を確固たるものにする最後ののぼうの“奇策”は映画を観ていただくとして(史実にはありません)、感動を呼ぶのは人々の思いが束になったとき、強大な力につながったところでしょう。500人の兵に領民も加わって戦いますが、それでも数の上では三成軍にまったく及びません。城の構造や土地の形状も長親軍に味方します。
考えてしまいました。
500人vs20,000人 となったら、私たち現代人はすぐにあきらめてしまいそうだなって。いやいや、当時も中にはいたでしょうね。でも、現代人の方があきらめる割合が多い気がします。
いま何でも多くの情報がインターネットに(よくも悪くも)溢れています。「答え」を見つけようとすれば、かなりの部分は解決できるのではないでしょうか。
簡単に「答え」を見つけられる環境が、「行動」を起こすことをどこか阻害してしまっている気がします。こうすれば、結果こうなるから、だからする・しない、みたいな。でも、やってみないと分からないことはたくさんあるはずです。そもそも自分の求めていた「答え」を見つけられている保証もありません。
それを「推測」で、「断定」してしまう傾向が現代人には強い気がしてしまいます。思うに、経験の浅い人ほど、行動による効果を知らないので、その傾向が強くはないでしょうか。「絶対」とか「考えられない」が口癖の人は要注意かも(笑)。
チャレンジする勇気や、人と人との絆の強さ、信頼されるリーダーの存在は歴史を動かすことや、何かいろんなことを考えながら、映画を観ていました。
あ、あとFP的目線で一つ。
三成が水攻めをしようと領民をお金で雇うシーンがあります。要は、のぼうが負けると思った領民が三成側に加勢してしまうのですが、お金で釣られているワケです。400年以上もの年月を経ても、お金の悪い性格は変わっていないようです。お金は悪いヤツではないのですが、時折人の心を惑わせます。ヤツもいいとこたくさんあるんだけどねぇ。でも、最後は・・・・(!?)。^^
なかなかよかったです。日本人のいい面を見直せた気分。
でもって、萬斎さん、いいわぁ~
家計の見直し相談センター
新書の執筆で時間に追われていた日々を乗り越え、大好きなコーヒーを飲みながらゆったりした気分で、大画面に繰り広げられるストーリーに没頭できるのは、私服のと、じゃない、至福のときです。
で、観た映画は『のぼうの城』。
歴史好きとはいえ、日本史よりも世界史の好きな私は、実はそんなに興味なかったのですが、TBSの『世界ふしぎ発見!』を観て、すっかり観たくなってしまいました。舞台が埼玉というのもありました(わたくし、埼玉出身)。
映画と史実はちょっと違うようですが、見どころは何といってもやっぱり主人公成田長親を演じた野村萬斎さんの演技ですね。際立っています。「あぁ、この人はすごいわ」と思いました。自然でいて、目いっぱい魅せる演技。あれ以上やると、きっとオーバーに見えてしまうんじゃないかな。
「でくのぼう」の「でく」を取って、「のぼう」。「のぼう様」と領民から親しまれていた武将成田長親。石田三成率いる2万人の軍勢に、長親の軍はわずか500人にも関わらず、最後まで屈することなかった歴史的対戦が物語の中心です。
勝利を確固たるものにする最後ののぼうの“奇策”は映画を観ていただくとして(史実にはありません)、感動を呼ぶのは人々の思いが束になったとき、強大な力につながったところでしょう。500人の兵に領民も加わって戦いますが、それでも数の上では三成軍にまったく及びません。城の構造や土地の形状も長親軍に味方します。
考えてしまいました。
500人vs20,000人 となったら、私たち現代人はすぐにあきらめてしまいそうだなって。いやいや、当時も中にはいたでしょうね。でも、現代人の方があきらめる割合が多い気がします。
いま何でも多くの情報がインターネットに(よくも悪くも)溢れています。「答え」を見つけようとすれば、かなりの部分は解決できるのではないでしょうか。
簡単に「答え」を見つけられる環境が、「行動」を起こすことをどこか阻害してしまっている気がします。こうすれば、結果こうなるから、だからする・しない、みたいな。でも、やってみないと分からないことはたくさんあるはずです。そもそも自分の求めていた「答え」を見つけられている保証もありません。
それを「推測」で、「断定」してしまう傾向が現代人には強い気がしてしまいます。思うに、経験の浅い人ほど、行動による効果を知らないので、その傾向が強くはないでしょうか。「絶対」とか「考えられない」が口癖の人は要注意かも(笑)。
チャレンジする勇気や、人と人との絆の強さ、信頼されるリーダーの存在は歴史を動かすことや、何かいろんなことを考えながら、映画を観ていました。
あ、あとFP的目線で一つ。
三成が水攻めをしようと領民をお金で雇うシーンがあります。要は、のぼうが負けると思った領民が三成側に加勢してしまうのですが、お金で釣られているワケです。400年以上もの年月を経ても、お金の悪い性格は変わっていないようです。お金は悪いヤツではないのですが、時折人の心を惑わせます。ヤツもいいとこたくさんあるんだけどねぇ。でも、最後は・・・・(!?)。^^
なかなかよかったです。日本人のいい面を見直せた気分。
でもって、萬斎さん、いいわぁ~
家計の見直し相談センター
by seikatsu3
| 2012-11-16 11:35
| 読書・映画