独立系女性FPとしての活動や、日々感じることなどを楽しく綴っていきたいと思います♪


by seikatsu3
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地震保険について

日々震災のニュースが途絶えることがありません。少し地震保険について考えてみたいと思います。

地震保険は故田中角栄の提唱によって始まりました(新潟で起きた地震を受けてのことだったそうです)。地震がひとたび起これば、その被害は甚大なものになりますから、損害保険会社は補償することに後ろ向き。そこで国手動で始まったというわけです。実際、国が「再保険」という形で予算をもっています。現在、5兆5000億円です。つまり、地震保険は官民が提供しているサービスといえます(共済はここに含まれません)。

16年もたちましたが、記憶の新しいところでの大地震というと、95年に起きた阪神大震災でしょう。このとき6480人の方が亡くなられました。地震保険の支払総額は約783億円にもなりました。

しかし、当時阪神地域での大地震というのは考えにくかったため、関西地区での地震保険の加入率は非常に低いものでした。日本損害保険協会のデータを見ると、当時の兵庫県の地震保険加入世帯率はわずか5%程度と思われます。
http://www.sonpo.or.jp/archive/statistics/syumoku/pdf/index/kanyu_jishin.pdf


同じ表で宮城県をみると、09年度末で加入率32.5%。かるく6倍超。おそらくこの水準は震災当時も維持されていたと思うので、そうすると支払総額は単純計算783億×6=4698億と推定されます。

ですが、震災の規模は阪神大震災以上といわれていますので、こんなものでは済まないでしょう。津波による被害も相当なものです。地震保険は「地震・噴火またはこれらによる津波を原因とする火災・損壊・埋没・流失による損害」が補償されます。地震を原因とする津波による被害も地震保険でカバーされます。残念ながら死者不明者もすでに1万人を超えています…。今日のyahooトップニュースにもあったように、今回の震災での保険金支払いは過去最大になるのは必至と思われます。

予算を全部使い切るまでは及ばないと思いますが、相当の予算が必要となることが予想されます。ややもすると1兆円規模になるかもしれません。

機関投資家である保険会社はこうした支払いに備えて海外から円を買い戻す動きを強めていくでしょう。朝から円が急伸したのも気になるところです。株価もしばらくは弱い動きが続くのではないでしょうか。


損保会社の方に伺うと、いま保険金請求は東北方面からはほとんどないそうです。それどころではないのでしょう。ほとんどが関東圏の方なのだそうです。

損害保険の保険金請求の時効は一般に2年です。こうした事態では保険証券がなくても契約が確認できればきちんと支払われます。まずは身の安全を最優先していただき、落ち着いてからの請求でも十分に間に合うでしょう。

原発の問題もあり、まだまだ事態の収拾には時間がかかりそうですが、一人でも多くの方が健康で安全・安心して暮らせる日が1日でも早く訪れることを願ってやみません。


家計の見直し相談センター
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by seikatsu3 | 2011-03-18 00:33 | FP